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第43話 禁忌の誘惑、甘い口付けに溺れて ※

last update Last Updated: 2025-12-26 09:30:08

 見下ろされた彼の白銀の瞳は、甘ったるい熱を含んでいた。

「ん。可愛い声……ねぇローレライは抱いたらどんな声で歌ってくれるのかなぁ」

 外耳を舐めるような甘い声。彼はイルゼの耳たぶに口付けを落とすと、突如布団を蹴り上げ、イルゼのナイトドレスを乱暴に脱がせ始めた。

「あっ、ま、待って……! みひゃえるさま、だめ! 私好きとか分からない……」

 与えられる快楽に舌っ足らずになりつつもイルゼは慌てて訴える。だが、それ以上は言わせまいと唇を噛みつくように塞がれてしまった。

 唇と唇が触れ合っている……。キスされたのだ。

 額や頬に触れられるだけのキスはこれまで何度か挨拶でされたが、唇に与えられるなど初めてで……。

 唇と唇を重ねることは特別なこと。恋人同士、或いは夫婦にしか許されない。

 恋人でも夫婦でもないのに、なぜにこんなことをするのか……。

 イルゼは、目を大きくみはって、肩を震わせる。

 やがて、触れ合うだけの口付けは、食むのを皮切りに烈しいものに変わり果てる。

 唇の隙間から、ぬめっとした熱い塊が口の中に滑り込んできたのだ。それが彼の舌だと分かり、驚いたイルゼは身を捩るが腰を掴まれ、おとがいを固定されてしまったので身動き一つも取れやしない。

 そうして、角度を変えて彼はお構いなしにイルゼの口の中を翻弄する。舌を見つけると甘く絡めて、唾液が絡み、ぴちゃぴちゃと生々しく淫靡いんびな音を上げた。

 まるで、お互いの境界さえ溶かすよう──甘くくねっとりとした口付けに、イルゼの腹の中に宿った熱は灼熱と化す。腰はヒクヒクと震えると、うっすらと開いた視界の先の彼は、どこか満足そうな顔をしていた。

「ん……ぅう、あぅ……」

 けれど、
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